代表メッセージ

舟山眞吾

Shingo Funayama

メッセージ

1990年代、インターネットの登場により、人々の生活がリアルからネットへと急激に変化していきました。

この時代の大きな変化により、広告宣伝活動もテレビ、雑誌、新聞、ラジオなどの４大マスメディアからインターネット広告へと流れ、インターネット広告市場規模は1996年に16億円でしたが、2020年には2.2兆円（総広告費の36.2%）まで成長。
この事は我々広告代理業界に、今までのやり方（リアル）から脱却し、変化（ネット）についていかないと生き残れない事実として覆い被さってきました。

そんな混沌としている時代の2007年1月。それまで働いていた広告代理店を辞め、株式会社シップス３６０を創業。初めの1年は上場IT企業で広告以外の様々な業務に携わらせていただきながら今後の方向性を定め、翌年2008年に仲間の会社の一部を間借りし、営業を開始しました。

周囲の広告系企業では、ものすごいスピードで変化するインターネットでの新しいビジネス開拓に必死になり、結果として、本質的でないネット広告や、クオリティが継続できないサービスを提供し、変化に対応することを期待する企業から受注を続ける企業が乱立・・。

当社もインターネット広告はいくつか取り扱ってきましたが、あくまでプロモーションの中の１つの媒体としてであって、当時のWEBマーケティングをしっかり実施するには、やはりインターネットに特化した専門企業にお任せしました。

我々シップス３６０は、リアルを得意とする広告代理店です。WEBマーケティングやデジタルマーケティングでは専門企業に勝てません。デジタル（DX）は積極的に取り入れて業務の効率化を図りますが、供給情報量の過大状況が続く中、ばら撒きマーケティングや母数歩留まりの無駄を提案するのではなく、人肌体温を感じる経験価値マーケティングを提案の基本とし、消費行動のモノ軸からコト軸への動きに合わせ、クライアントの商品やサービスに理解と好意を抱いてもらえる“今までにない”本質的なリアル体験の創出を行って参ります。

2021年4月、当社は新しい刺激と今までよりも多くの人と出会うために渋谷区神宮前に本社を移転しました。窓からは渋谷の真新しい綺麗な商業ビルが、その反対側には奥多摩の山々が見え、そのビルと山々の間には人々の暮らしを感じます。
この景色がこれからどのように変わっていくのか、その変化のスピードはどのくらいなのか、それともこれ以上何も変わらないのか、そこで我々は何が出来るのか・・・。
我々シップス３６０は常に考えます。考えながら動きます。そして「知る」事について貪欲な知的欲求集団であり続けます。

物であれ、人であれ、サービスであれ、知らないものを愛することはできません。愛せないものを消費者にPR出来るはずがないと考えています。
このような想いと考えをこれからも皆んなで360゜見渡しながら形にしていきます。

2021年9月
代表取締役　舟山眞吾